行政書士試験について

 今日は、今後の方向性を示すべく頑張ってもうひとつだけ書いておきます。前回書いた行政書士試験についてです。

 実は、昨日、ロー受験中の大学生に行政書士試験について質問されました。

 その内容は、①行政法は何を読んだらいいか、②記述問題の対策、③一般教養の対策でした。

 ①②については、後日書きますので、今日は③について書きます。

 

 はっきり言って、特別な対策は要りません(あくまで私見です)。

 なぜなら、去年の問題をみると(http://gyosei-shiken.or.jp/pdf/h27_mondai.pdf)、第54問から第57問までが情報の問題で、行政法の「情報公開」や「行政情報」などの知識プラスアルファで対処可能です。著作権の関係で公開されてませんが、第58問から第60問までは現代文の読解問題です。また、第48問や第52問は、法学部生ならおそらく常識的に知っているはずです。ですから、これらこれらを完璧に取れれば、9問(全14問)×4点で36点で足切ラインは突破できます(一般知識等科目の得点は24点以上必要)。*1

 また、それ以外でも、ある程度の予備知識があれば結構取れそうな問題もあります。ですから、法律科目の対策で十分対応可能です。例えば、平成25年の第49問や平成24年の50問などは、歴史的な時期が明らかにおかしかったり、通常の用語と異なる用語が使用されているものを選べば自動的に正解に至ります(問題の引用をしたいのですが、行政書士試験センターの許諾を得ていませんので、下記のリンクから見てください)。

http://gyosei-shiken.or.jp/pdf/h24_mondai.pdf

http://gyosei-shiken.or.jp/pdf/h24_mondai.pdf

 このように通常の法律科目の勉強で十分対応可能ですが、それでも心配だという方は、高校の「政治経済」の参考書(とくに政治制度、戦後日本経済史、国際関係史、国際機関の部分)に目を通しておかれればよろしいかと思います。

 あとは冷静にケアレスミスをしなければ大丈夫です!

 

 とはいえ、くれぐれも油断なきよう、頑張ってください!